プレゼンテーション

様々なプレゼンテーションの方法がある。

ここ最近は部下や上司、他部署へ説明する機会(プレゼンする)が多くなり、自分の中である程度答えが生まれつつある。様々なノウハウがあるが、自分にあったやり方(違和感なく)で実践すべきと思う。

テスラのイーロンマスクは、プレゼンの際に必要なことを以下のようにまとめている。

  1. 「(自分に)質問する」
  2. 「可能な限りの証拠を集める」
  3. 「証拠に基づいて原理を打ち立て、その原理が正しいかどうかを検証する」
  4. 「決断のために、説得力のある結論を導き出す。そのために、原理が正しいか、適切か、結論は必然的なものか、確率はどのくらいかを検証する」
  5. 「結論に反論する。結論を論破するために、誰かの反論を探す」
  6. 「結論を論破できる人が1人も見つからなかった場合、結論は正しい可能性が高い。だが必ずしも正しいとは限らない

最終的な結論を導く、発言する前には最低限必要なことだと思う。

これまでは、起承転結をまず決めて、順序立ててスライドを作るなりしてきた。結論への過程が見えるように枚数もそれなりになっていた。自分の中での答えは、

相手によって方法を変えること

だと行き着いた。

今思えば至極当たり前だと思うが、管理職になるにつれ、自分なりに勉強をして、どんなプレゼンが最適なのかを検討して、「こういう風にやればいいのか」「こんな方法もあるのか」と試行錯誤していたが、どんな場面でも通用するプレゼンは存在しないというのが現時点での結論だ。

相手のカテゴリー分け

①勉強会、新たなルールの周知、自部署の人間、上司への説明

②交渉ごと(何かを予算を必要とする場合など)              

①同僚や部下、教育に使用する場合などは筋道を立てて、少しおせっかいなくらい丁寧に丁寧に情報を出していく。これまでの経験上10人程度の集団で、「説明したつもり」になっていてもつまみ食い程度でしか理解できていない人間が一定数存在すると感じるからである。適度に質問がないか問いながら、全員の歩幅を合わせていく。置いてけぼりを作らない。私は気が短い方なので、すぐに「これくらいわかるだろう」と思ってしまうが、そういった感情にならないようなセッティングで臨む。むしろ説明はかなり機械的に行って、質問がきた時にエンジンをかけるようなイメージでいる。分かりやすくいうと、資料をなぞった説明:質問への回答が、2:8のような感じでいる。

②予算や人をもらう場合、経営者側は基本的に払いたくない。という意識で臨んでくる場合がほとんどだと思う。資料作成は同じように行うものの、極力資料枚数を絞るようにしている。イメージでいうと、8割くらいまで削減して、ものすごくシンプルにする。そして、相手の質問からやりとりが始まる中で、様々な根拠を示していく。経営者側の人間、会社のコアとなる人間と日常的に深いコミュニケーションをとることは多くの場合難しいと思う。相手がどんな考えで自分の提案を感じているのかを肌で感じながら交渉の流れを決めていく。可能な限り相手に多く話をさせ、言葉の端々から自分の要求する方向に話を持っていく。むしろ経営者側からの質問が始まったら本当の交渉開始のようなイメージでいる。フリースタイルで話ができる時間を長くとれるように説明は完結にする。

しばらくはこの方法でやっていこう。また、新たな方法が生まれたらカスタマイズをしながら取り組んでいきたいと思う。

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